■飲み会その後
それから、しばらくは…。
もちろん、飲み会で言われたのは酔ってたからだと、聞き流すことにして…私は黙々と仕事をしていた。
斉藤さんは、相変わらず仕事は適当に、アフターは飲み仲間と楽しげに過ごしているようだった。
だが、あの飲み会から、一つだけ変わった事があった。
斉藤さんが、私をみる視線が、熱を帯びていることに気がついていた。
それは、仕事中も、休憩中も、事ある毎に、視線がぶつかった。
特に言葉をかけるわけではなく、暖かく私を見ていた。
私は…
気づいていないふりをしながらも、けして嫌な気分ではなかった。
そして、そんな日々が1ヶ月も、過ぎた頃。
また、会社の飲み会があり、一緒に、お酒を、のんだ。
※読んでいただき、ありがとうございます。