■人生最初の『選択』と『年齢』
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まだ高校2年だった頃の話…
将来なりたいものなんて特になく、平凡に毎日を過ごしていた。
高校受験に失敗し、滑り止めの私立女子校に通っていた私は、とくに苦労することもなく、成績上位を保っていた。
特段、進学の希望があった訳ではなかったが、学年5番までが集められる進学クラスに入れられていた。
三年生になり、そろそろ進路を決める頃になったとき。
それでも、やりたい事は見つからず、漠然と、幼稚園の先生は、ピアノがひけないからダメだ…とか、郵便局は、就職クラスでないと公務員試験対策してくれないからダメだ…とか思っていた。
そんな頃、福祉の仕事をしてみたいと思うように少しだけなってきて、そのためには、社会福祉課のある短大、大学に進むよう担任の先生がいってくれた。
うちは…。
裕福だったわけでもなく、私立高校に通うのも、奨学金を受けていた。
帰宅後、両親に相談したところ、通える所なら行ってもいいが、家をでるのはダメだと言ってきかなかった。
当時の担任は、社会福祉課のある学校は、寮もしくは一人暮らししないと無理だと言い出し…
親もそれなら別の学校に、…と言う。
私は…。
やりたいことがやれないのかなら、進学しても意味がない。
就職します!と言い切った。
そこからは早かった。
進学クラス'50人の中で就職希望は私一人。
進学組と違って、就職は、夏休み明けから秋には、内定がでる。
私は就職相談室へいき、企業の案内パンフや求人情報の入っている引き出しを上から順に開けていきその中から、一つ取り出した。
世の中、当時はまだまだバブル時期!
私が選んだその会社は、ベビ用品を中心に取り扱う 総合卸のお店だった。
制服も可愛らしく、お給料も良いし…って、決めた。
私の行っていた高校では、成績上位から順に、就職も推薦をもらえたため、私は苦労する事なく推薦をもらい、就職試験を受けた。