■斉藤さんと二人
ゆっくりお話する事となったその飲み会は、賑やかな居酒屋だった。
10名近く、いたと思われるその飲み会で、偶然、私は斉藤さんの隣に、座る事となった。
斉藤さんは…。
そのいい加減な外見からは、想像できなかったけど、若い頃から、家族環境に苦労したこと、結婚してあまりうまく行ってないことなど、私に話してくれた。
私は、それまで、あまり良い印象をもっていなかった彼に、この時から親近感を持つようになった事を覚えてる。
本当は、この人は、寂しいひとなんだ、だから、虚勢を張って、いい加減をぶってるのかと思った。
私は、斉藤さんの理解者になってあげたい…
と思い始めた。
会社の中でも、批判的な人が多い。
だけど、私だけはわかってあげたいと思うようになっていた…
これが、二番目の恋となる、始まりだった。
※読んでいただき、ありがとうございます。
#居酒屋 #恋 #始まり #理解者 #批判的