今週のお題「私の癒やし」
その頃…
私は昼間は事務、うちに帰ってからは主婦として相変わらずバタバタと過ごしていた。
そんな頃、私を癒やしてくれたのは…
斉藤さんの、あまりにもわかりやすいお世辞だった。
コーヒーをいれたとき、探し物を見つけたとき、会議資料を準備したとき…
あからさまに、私を褒めて、ありがとう…と声をかけてくれる。
それは、関東の人にとっては、当然の声掛けだと斉藤さんは良く言っていたが…。
九州では、亭主関白が当たり前で、育児、炊事、家事は女の仕事が当然。
ありがとうなんて、声掛けはないし、もちろん、手伝うなんて気持ちもない。
毎日、育児、家事に追われる私にとっては、年上の斉藤さんの優しい声掛けはとても癒やしになった。
その頃、家庭では、楽しいと思えなくても、会社にいけば、自分を認めてくれる、やりがいもあったし、なによりイキイキしている自分がいた。
うまく行ってるとはいえない家庭生活を、それでもなんとかこなせたのは…
斉藤さんの優しい癒やしかあったからだと言える。
※読んでいただき、ありがとうございます。
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