■一つ目の恋おしまい
告白のあの日から5日後…
田神さんと一緒に働ける最後の日となってしまった。
田神さんは…
あの日からも田神さんは変わらず、いや、もっと優しくなった。
そうだ!
私が、好きになったのは、この人だからなんだ〜。
と
あれからずっと感じていた。
不思議と失恋した、という気持ちは、微塵も沸いてこなかった。
さいごの日もバタバタと最終的な、引継ぎを受けて、
田神さんは、私にこう言った。
『コレからも、何か力になれる事があったら、遠慮なく連絡してきていいからね。』
そういった彼は、私の頭を、またポンポンとしてから、とびっきりの笑顔を見せてくれた。
私は…。
以前よりも、ずっと近くに感じることができて嬉しかった。
※読んでいただき、ありがとうございました。